菌類が人間に及ぼす危険な影響

菌類は動物でも植物でもない独自の生物群で、光合成は行わず、単細胞から多細胞までさまざまな形態があります。多くは無害ですが、特定の種は有毒で人間の健康に深刻なリスクをもたらします。

有毒キノコ

  • スーパーで販売されているキノコは安全ですが、すべてが食用というわけではありません。アマニタ属(例:毒キノコの代表格)には、自然界で最も致死性の高い毒素アマニチンが含まれます。1個の帽子だけで成人男性を死に至らしめることがあります。米国ではキノコ中毒死の約90%がアマニタによるものです。

肺感染症

  • 有毒キノコを食べなくても、危険な菌を吸い込むことで肺に感染することがあります。代表的な微小真菌はCryptococcus neoformansです。健康な人は症状が出にくいものの、化学療法、エイズ、臓器移植などで免疫が低下した場合、発熱・咳・呼吸困難・胸痛などを引き起こし、脳へと広がることがあります。関連種のCryptococcus gattiでも2010年に40人以上が死亡しています。

カビ(黴)

  • カビは湿度が高い場所や水漏れがある環境で一年中繁殖します。カビは大量の胞子とミコトキシンを放出し、これらは喘息発作、重度のアレルギー反応、永続的な肺障害などを引き起こすことがあります。

不完全菌類(Deuteromycetes)

  • 「不完全菌類」と呼ばれる分類は有性生殖を行わないためこの名が付いています。代表的な疾患としては、水虫・白癬・酵母感染があります。また、米国南西部で問題となる「谷熱(コクシジオイド症)」は、胸痛・咳・発熱・頭痛・関節痛・夜間発汗など多様な症状を呈します。

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