鶏肉における黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)検査方法
Baird-Parker 培地で培養すると、灰色または黒色の円形コロニーが観察されます。このコロニーを基に以下の検査を行い、黄色ブドウ球菌の有無を確認します。
生化学的試験
培養したコロニーに対して、生化学的試験を実施します。S. aureus はカタラーゼ酵素を産生し、過酸化水素と混合すると泡が発生します。また、酸素がない条件下でのグルコース分解能も持ち合わせています。これらの特徴が認められれば、対象は S. aureus と判定できます。
凝固酵素試験
S. aureus は凝固酵素(コアグラーゼ)を産生します。市販のフィブリン試薬と混合し、凝固が起こって塊状になると陽性と判定します。
DNA 分析
PCR 法などを用いて S. aureus の DNA を抽出・増幅し、特定します。費用は高額ですが、感染源や拡散経路の追跡が必要なアウトブレイク時に有用です。
