ソラリウムから放出される光線は何ですか?
私たちは生涯にわたって自然光でも人工光でも太陽光線にさらされています。人工・自然の太陽光線は、長波長の紫外線A(UVA)または紫外線B(UVB)で構成されています。これらの光線の影響や危険性には違いと共通点があり、皮膚のダメージから守るために知っておく必要があります。特にソラリウムを利用する場合、若年層のメラノーマリスクが75%増加し、皮膚がんの発生率が250%上昇することが報告されています。
ソラリウムとは?
日焼け用ソラリウムは、横になって使用するベッド、前に立って使用するパネル、または顔の上にかざすランプのいずれかです。電気を利用して人工的に紫外線(UV)を発生させ、皮膚のメラニン生成を促進し、日焼けしたような色合いにします。ソラリウムのUVは集中しており、正午の太陽光の約5倍の強さになるため、日光よりも短時間で日焼けが可能です。
UVA放射
UVAはソラリウムが放出する主な光線で、日焼けに最も関与します。人工UVAは太陽光のUVAの約12倍の強さになることがあり、太陽光よりも大きなダメージを与える可能性があります。UVAはUVBより深く皮膚の真皮層まで到達し、皮膚の老化、しわ、皮膚がんのリスクを高めます。特にケラチノサイト(真皮層の細胞)を損傷し、がんが発生しやすい環境を作ります。UVAの有害作用は時間とともに蓄積します。
UVB放射
UVBは皮膚の表皮層に作用し、日焼けや赤み(やけど)を引き起こしますが、UVAと同様に皮膚老化やがんのリスクを増大させます。表皮に留まるため、即時のやけどは起きやすいですが、長期的な影響はUVAと同様に深刻です。
リスク
人工UVは皮膚がんや早期老化(しわ、シミ、たるみ)を引き起こす可能性があります。過度にUVにさらされると、やけどや水疱、永久的な傷跡が残ることがあります。また、目へのダメージも重大です。眼の保護なしにソラリウムを使用すると、角膜損傷、視力低下、白内障、眼がんのリスクが高まります。
メリット
UVは人工・自然問わず、皮膚でのビタミンD合成を促進します。ビタミンDはセロトニンホルモンと関連し、気分を高揚させる効果があります。また、血行促進や皮脂の乾燥によるにきび改善効果も報告されています。
