プラスモジウム・ビバックス(P. vivax)の症状と特徴

生活史

感染した蚊が血を吸うと、P. vivax の寄生虫が血流に注入されます。寄生虫はまず肝細胞に侵入し、そこで数日間増殖した後、赤血球へと移行して増殖サイクルを繰り返します。1回の増殖サイクルは約42時間で、増殖が完了すると赤血球が破裂し、次のサイクルが開始されます。このサイクルが熱発作の周期と密接に関係しています。


熱の周期

P. vivax によるマラリアは急性で激しい症状を呈します。発熱は48時間ごとに規則的に現れ、まず激しい寒気(寒戦)から始まり、続いて高熱と大量の発汗が続きます。1回の発作は4〜8時間続き、最高体温は約40.5℃(104.9°F)に達することもあります。これらの症状は他のマラリアと共通しますが、ビバックス型は特に強い発熱が特徴です。


貧血

P. vivax は赤血球を侵入・破壊するため、貧血を引き起こします。多くの場合は生命を脅かすほどではありませんが、労働能力が低下し経済的な影響を及ぼすことがあります。赤血球破壊だけでなく、免疫応答や骨髄抑制などが関与していると考えられ、正確なメカニズムは未解明です。


致死的な感染例

稀ではありますが、P. vivax 感染が致命的になることがあります。主な原因は肺障害や、寄生虫の生活史による肝臓障害です。重篤化した場合は速やかな医療介入が必要です。

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