風邪とインフルエンザの予防と治療法

風邪は不快ですが多くは重篤ではありません。一方、インフルエンザは高熱や全身の倦怠感を伴い、免疫力が低下している人や高齢者・幼児では致命的になることもあります。どちらもウイルス感染による感染症で、予防と適切な対処が重要です。

予防

  • 季節に関係なく、風邪とインフルエンザは発症しますが、秋冬は特に流行しやすいです。最も効果的な予防は、こまめな手洗いです。食事前や外出後は、30秒以上かけて石鹸と流水で洗い、石鹸がない場合はアルコールベースの手指消毒剤を使用しましょう。

    ウイルスは鼻や口から体内に侵入します。感染者のくしゃみ・咳・会話で飛散した小さな飛沫や、ドアノブ・電話機などの接触面を介しても感染します。手を洗わずに目・鼻・口に触れないように心がけましょう。

    くしゃみや咳をする際は必ずティッシュを使用し、使用後はすぐに捨てて手を洗うか消毒してください。ティッシュがない場合は肘の内側にかぶせて咳・くしゃみをしましょう。

    インフルエンザの重症化リスクが高い人は、毎年秋に行われるインフルエンザワクチン接種を受けることが推奨されます。

症状

  • 風邪の主な症状は、くしゃみ、目のかゆみ・涙、低熱(最高でも約38.9℃)、咳、軽い頭痛や倦怠感、喉の違和感、鼻づまり・鼻水です。

    インフルエンザは呼吸器系に強い影響を与え、急激な高熱(38.3℃以上)、乾いた咳、全身の筋肉痛・関節痛、特に背中・脚・腕の痛みが特徴です。さらに、寒気、発汗、食欲不振、激しい倦怠感が現れ、子どもでは嘔吐や下痢を伴うこともあります。

治療

  • 風邪に対しては抗生物質は効きません。対症療法として解熱鎮痛剤、鼻詰まり用の点鼻薬、咳止めシロップなどが用いられますが、副作用に注意が必要です。ビタミンC、エキナセア、亜鉛サプリやトローチは症状緩和や回復期間短縮の効果が示唆されていますが、予防や根治は期待できません。

    インフルエンザの場合は、十分な休養と水分補給が基本です。温かいスープやジュースで体を温め、解熱鎮痛剤で熱や痛みをコントロールします。症状が出てすぐに医師に相談し、48時間以内に抗ウイルス薬(オセルタミビルなど)を服用すれば、病程を短縮できる可能性があります。

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