対症療法(アロパシー)の副作用とは

アロパシー(対症療法)とは

アロパシーは、病因を「物質的」だと考える従来型の医療です。サミュエル・ハーネマンがホームパシーに対抗する意味で名付けました。病原体やウイルス、細菌といった「他」の要因を除去・抑制することを目的とします。

治療の基本的な流れ

患者に健康問題があると、まず検査が行われます。身体的な異常が見つからない場合は、経過観察が指示され、食事・生活習慣・感情面といった要因は軽視されがちです。その結果、根本的な問題が放置され、臓器の機能不全や外科的介入が必要になることがあります。

症状の抑制が目的か、治癒が目的か

頭痛や学習障害、喘息、潰瘍、コレステロール、緊張など、さまざまな症状に対して薬が販売されていますが、これらは疾患を根本的に治すものではなく、症状を一時的に抑えることが主な目的です。長期的に薬を服用し続けると、副作用のリスクが高まります。

薬剤に関する問題は大きく分けて「有害薬剤事象(ADE)」「有害薬剤反応(ADR)」「投薬エラー」の三類に分類されます。

主な副作用

アロパシー薬の副作用は軽度から重篤まで多岐にわたります。代表的な症状は以下の通りです。

  • 不眠、嘔吐、倦怠感、口渇、下痢、便秘、めまい
  • 自殺念慮、攻撃性、座れない衝動、うつ、躁状態、けいれん、昏睡
  • 貧血、脱毛、血糖上昇、浮腫、勃起不全、パニック発作、混乱、失神、死亡

高齢者は複数の薬を服用することが多く、相互作用による副作用リスクがさらに高まります。

治療への影響

アロパシー的思考は「対抗」―すなわち細菌やウイルスを殺すことに重点を置きます。その結果、微生物と人間の共生関係や、自然免疫の重要性が軽視されがちです。

薬剤安全性の現状

米国医学研究所の報告によると、入院中に発生する有害薬剤反応は年間約40万件、医療費は約35億ドルの余計な負担となっています。

PBSフロントライン(2003年)の「危険な処方箋」では、重大な副作用が判明しリコールされた12種類の処方薬が取り上げられました。

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