自分だけのパーソナルヘルスレコード(PHR)を作成する方法
現在の健康状態に関わらず、個人用健康記録(PHR)を作成・管理することは誰にとっても重要です。緊急時には、PHR が医療従事者にあなたの病歴を伝える貴重な情報源となります。
ステップ1:医療文書を収集・取得する
医師、歯科医、カイロプラクターなどの診療後には、診療記録が作成されます。本人はそのコピーを受け取る権利があります。文書の取得を希望する旨を書面で依頼し、情報開示許可書を提出してください。コピー作成には料金がかかる場合があります。
紙のコピーは安全なファイルに保管し、スキャンして電子データとして保存します。電子ファイルはパスワードで保護し、万が一自分が判断不能になった際にアクセスできる信頼できる家族や指定した人物に保管場所と方法を伝えておきましょう。
ステップ2:デジタル記録を作成する
ワードプロセッサやテキストエディタを使い、PHR を作成します。ファイル形式は .doc や .pdf など汎用的なものが望ましいです。まずは基本的な個人情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、健康保険情報)を記入します。
次に、かかりつけ医、眼科医、歯科医、カイロプラクター、薬局など、すべての医療提供者の名前、所在地、電話番号、FAX 番号を一覧にします。
ステップ3:現在の医療情報を記録する
以下の項目を見やすい見出しごとに整理してください。
- 現在の診断名とおおよその発症時期
- 食物、薬剤、その他のアレルゲンに対するアレルギー
- 処方薬(薬名、用量、処方番号、薬局名)
- 頭痛・疼痛・風邪・アレルギー・胃腸症状などで使用している一般用医薬品
- 眼鏡、コンタクトレンズ、補聴器、装具などの医療機器と提供者情報
ステップ4:過去の医療歴を記録する
幼少期の疾病、予防接種(接種日、特に最新の破傷風ワクチンを含む)、重篤な疾患、外傷、手術歴を年代順に記載します。治療内容や結果、がん・糖尿病・心疾患など家族に多い疾患の有無も併せて記入しましょう。
ステップ5:記録を常に最新に保つ
少なくとも年に一度は PHR を見直し、更新してください。新しい診療記録を受け取ったらすぐにファイルに追加し、かかりつけ医にもコピーを渡すと安心です。
最新の情報が整っている PHR は、緊急時に自分自身と医療チームにとって大きな助けとなります。
