保護服の種類と選び方

保護服は個人用防護具(PPE)の一種で、化学・生物学的危険がある作業現場で必須です。緊急事態、化学製造・処理、危険廃棄物の除染、アスベスト除去、農薬散布など、さまざまなシーンで使用されます。用途に応じて熱・生理的要因も考慮し、手袋や保護眼鏡、呼吸用具と組み合わせて着用します。

蒸気防護スーツ

  • 装備:全顔式SCBAマスク、化学防護手袋・ブーツ、ハードハット、必要に応じて冷却装置や外側手袋。
  • 機能:呼吸器、皮膚、眼を固体・液体・気体の化学物質から保護。
  • 使用条件:換気不良や閉鎖空間で、化学物質が眼・皮膚・呼吸器に深刻な危険をもたらすと判断された場合。

液体飛散防護スーツ

  • 装備:圧力供給型全顔式SCBAマスク、内部化学防護手袋、化学防護安全靴、ハードハット、双方向無線。
  • オプション:冷却装置、外側手袋。
  • 機能:呼吸器保護はあるが、皮膚保護は蒸気防護スーツほど高くない。液体飛散に対してのみ有効で、ガスや蒸気は防げない。
  • 使用条件:皮膚への保護が限定的でもよい、化学物質が特定できている場合。

サポート機能防護服

  • 装備:防護服、全顔式呼吸用具、空気清浄式呼吸器、化学防護手袋・ブーツ、ハードハット、双方向無線。
  • オプション:フェイスシールド、緊急用SCBA。
  • 機能:皮膚保護は液体飛散防護スーツと同等、呼吸保護は低め。ガス・蒸気に対する防護はなし。
  • 使用条件:化学物質が皮膚に影響しないと判明し、空気中の汚染物質が測定・特定できている場合。
  • 注意:化学緊急対応やホットゾーンでの使用は不可。

カバーオール

  • 装備:安全靴またはシューズ、安全眼鏡または化学スプラッシュゴーグル。
  • オプション:手袋、緊急用SCBA、フェイスシールド。
  • 機能:呼吸器・皮膚保護は提供しない。
  • 使用条件:周囲に既知の化学危険がない場合に限る。例:過去に化学物質が飛散・浸漬・吸入された痕跡がない場合。
  • 注意:化学緊急対応やホットゾーンでは使用不可。酸素濃度は最低でも19.5%が必要。

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