避妊方法の有効性と選び方
避妊は妊娠を防ぐための方法・装置・薬剤を指し、性感染症の予防効果があるものもあります。米カリフォルニア大学デービス校の調査によれば、避妊法の有効性は1年間に意図しない妊娠が起きた女性の割合で評価されます。
分類
- 自然法:禁欲、避妊中絶(抜き取り法)、リズム法(排卵日計算)など。
- バリア法:コンドーム、殺精子剤、子宮内避妊器具(IUD)、ダイヤフラム。
- ホルモン法:経口避妊薬、デポ・プロベラ(注射)、避妊パッチなど。
- 外科的法:男性の精管切除術(精管切除)、女性の卵管結紮(不妊手術)など。
機能
バリア法
コンドームやダイヤフラムは精子が卵子に接触するのを防ぎ、同時に性感染症の予防にも役立ちます。ただし使用方法に注意が必要で、性交中に中断が生じることがあります。
ホルモン法
エストロゲンとプロゲスチンという合成ホルモンで子宮頸部の粘液を濃くし、排卵を抑制します。その結果、受精が起こりにくくなります。経口避妊薬は毎日服用し、性交に支障はありません。デポ・プロベラは3か月に1回の注射で、服薬を忘れがちな人に適しています。ホルモン法は子宮・卵巣がんのリスク低減にもつながります。
自然法
抜き取り法は男性が射精前に膣から離れることで精子と卵子の接触を防ぎます。禁欲は性交を完全に行わないことで、妊娠・性感染症のリスクを100%防止します。その他の自然法は、頸部粘液の変化や基礎体温の測定など、女性の体のサインを基に排卵日を推定します。
有効性
避妊法の有効性は「完璧使用率(理想的に使用した場合)」と「典型使用率(実際の使用状況)」の2つで評価されます。
- 男性用コンドーム:典型使用15%、完璧使用2%
- 殺精子剤:典型使用29%、完璧使用18%
- ダイヤフラム:典型使用16%、完璧使用6%
- デポ・プロベラ:典型使用3%、完璧使用0.3%
- IUD(パラガード):典型使用0.8%、完璧使用0.6%
- 抜き取り法:典型使用27%、完璧使用4%
- 避妊パッチ:典型使用8%、完璧使用3%
- 精管切除術:典型使用0.15%、完璧使用0.10%
- 卵管結紮:典型使用0.5%、完璧使用0.5%
考慮すべき点
避妊法の選択は、効果の高さだけでなく、逆転可能性、プライバシー、費用、副作用、文化的背景などを総合的に判断することが重要です。
統計データ
米国グットマッハー研究所によると、最も利用者が多いのは経口避妊薬(30.6%)で、次いで卵管結紮(27%)・男性用コンドーム(18%)です。30歳以下の女性は主にピルを使用し、35歳以上は不妊手術を選ぶ傾向があります。コンドームは特にティーンエイジャーに利用されています。
