ボトル入り飲料水にオゾンを添加する目的と効果

オゾン処理は欧州で一般的な水消毒方法で、米国でも注目が高まっています。水にオゾンを拡散させることで、塩素やクロラミンを添加せずに水媒介病原体を効果的に除去できます。ボトル入り飲料水にオゾンを添加すれば、残留消毒剤が残らない安全な水を提供できます。

オゾンとは?

  • 酸素分子(O₂)は2つの酸素原子からなる安定した分子です。一方、オゾン(O₃)は3つの酸素原子からなる不安定な分子で、半減期は約22分です。つまり、10%のオゾンが含まれる容積は22分後に約5%に減少し、残りは酸素に戻ります。
  • オゾンは主に高濃度酸素(90%以上)を電気放電で処理して生成されます。家庭用オゾン発生装置は大気中の酸素(約20%)と窒素を混合し、最大0.5%のオゾンを生成します。

オゾンが水中で果たす役割

  • オゾンは水中に拡散すると有機物や水媒介病原体を酸化分解します。特にジアルジアやクリプトスポリジウムといった主要病原体に対して、塩素よりも高い殺菌効果があります。
  • 溶存金属も酸化され、原水からの除去が容易になります。また、塩素処理に比べて硬度(ミネラル化)が低く、飲みやすい水になります。

オゾン水処理の健康効果

  • 飲料水にオゾン/空気混合ガスをバブルさせて浸透させると、残存オゾンが体内に取り込まれ、血液中の酸素吸収量が増加します。
  • 酸素は体内の遊離有機物を酸化し、感染症の抑制や免疫機能の向上に寄与します。オゾンは半減期が短いため、生成場所で即時に使用する必要があります。

家庭用オゾン発生装置

  • 電源式のオゾン発生器とエアポンプを組み合わせれば、低濃度のオゾン/空気混合を冷たい水に拡散できます。拡散後1時間以内にオゾンは体内に吸収され、効果が得られます。
  • 処理対象は水道水でもボトル入り水でも構いません。多くの場合、ボトル入りオゾン水は製造拠点の水道水を使用し、必要に応じて事前にろ過されます。

ボトル入りオゾン水の特徴

  • オゾンの半減期が短いため、瓶に入れた時点ではほとんど残留オゾンはありません。
  • しかし、瓶詰め直前にオゾン処理を行えば、強力な消毒が実施された純粋な水が得られ、残留消毒剤は残りません。

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