マラリアの生活環と予防法

マラリアは原虫(アメーバ)によって引き起こされる感染症で、生活史の一部は蚊という最終宿主で、もう一部は人間という中間宿主で過ごします。特にサハラ以南のアフリカで深刻な死亡原因となっており、主な症状は高熱と全身の筋肉痛です。幼児や高齢者は特に重症化しやすいです。

肝臓での感染

感染はまず肝臓に入り、肝細胞内でシゾントと呼ばれるカプセルを形成します。シゾント内で数百個のマラリア原虫が二分裂で増殖し、肝細胞が破裂すると新たな原虫(メロゾイト)が血流に放出されます。

注意点

肝臓内のマラリア原虫は数日から数年潜伏し、後に再活性化して再び症状を引き起こすことがあります。

赤血球での感染

メロゾイトは赤血球に侵入し、そこで再び増殖します。赤血球内では無性生殖でシゾントを形成するか、配偶子(半数体)を作ります。

蚊の生活史

人間の血液中の配偶子は蚊に吸血される際に取り込まれます。雄配偶子(ミクロゲマトサイト)と雌配偶子(マクロゲマトサイト)が蚊の体内で受精し、オオシストを形成します。オオシストが破裂するとスポロゾイトが放出され、蚊の唾液腺に移動します。蚊が次に人を刺すと、唾液中のスポロゾイトが血流に入り、感染が再開します。

予防と治療

赤血球が破壊されて循環が阻害されると致命的になるため、予防が重要です。蚊に刺されないようベッドネットを使用し、殺虫剤で蚊の数を抑えることが有効です。治療にはアルテミシン系薬剤が使用されます。

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