水処理における石灰の用途は?

石灰(酸化カルシウム、別名速石灰)は石灰岩から得られる化学化合物です。米国全国石灰協会によれば、石灰は飲料水および工業用水処理で使用される化学薬剤の中で重量比で最も多く使用されています。

水処理における石灰の主な用途

軟化(硬度除去)

加水分解石灰(水酸化カルシウム)を用いることで、炭酸塩由来の硬度を除去できます。また、石灰処理は非炭酸塩系のカルシウムやマグネシウム塩による硬度(非炭酸塩硬度)も除去します。

pH調整

上水道では、加水分解石灰を添加して水のpHを上げ、酸性水による配管や設備の腐食を防止します。

凝集・フロック形成

石灰は凝集とフロック形成の条件を最適化し、懸濁粒子を団粒化させて沈降させるプロセスを助けます。

消毒

石灰を加えてアルカリ度をpH10.5~11に上げると、細菌や一部ウイルスの増殖が抑制されます。

浄化・除去

石灰はフッ素、鉄、マンガン、天然タンニンなどの不純物を除去します。ドロマイト石灰に含まれるマグネシウムはシリカ除去に特に有効です。また、石灰による軟化過程でヒ素が除去され、消毒過程でも多くの重金属が除去されます。

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