タバコ禁煙と薬物乱用
相関関係
2001年にオーストラリアで実施された研究(『Nicotine and Tobacco Research』掲載)は、現在喫煙している人とアルコールや違法薬物の乱用・依存との間に強い関連があることを示しました。また、未治療の薬物乱用は禁煙の試みを妨げることが指摘されています。
薬物乱用者の禁煙率
2010年の『全米薬物使用・健康調査』報告によると、薬物乱用者は非使用者に比べて禁煙しにくいことが分かっています。過去1年間で禁煙に成功した率は、違法薬物を使用しなかった人が4.8%であるのに対し、使用した人はわずか2.5%でした。
回復期におけるタバコ禁煙
1994年のメイヨークリニック研究や1991年のパロアルト退役軍人医療センターの研究など、複数の研究で禁煙プログラムが薬物依存治療入院患者に与える影響が検証されました。メイヨークリニックの研究では、101名の喫煙者入院患者を対象に、治療中に禁煙支援を受けたグループの11.8%が1年後もタバコを使用していなかったのに対し、対照群は0%でした。
したがって、薬物乱用からの回復期に禁煙を同時に行うことは、長期的な禁煙成功につながる重要な要素です。
