職場照明に関するOSHA基準
照明の測定
職場の照度を測定することは重要です。照度計はフットキャンドル(foot‑candle)単位で光の強さを測定し、各作業エリアや作業に必要な照明量を判断する材料となります。
フットキャンドルは光束(ルーメン)を基に算出されます。例えば、100Wの電球で約140フットキャンドルの照度が得られることが照度計で確認できます。
OSHAの連邦規則(CFR)第29編 1926.56条には、フットキャンドルと人工照明の出力を対応させた表が掲載されています。
照明要件の決定
作業エリアの計画者や雇用者は、以下の要素を総合的に検討します。
- 作業内容や作業環境
- 昼間と夜間の照明ニーズ
- 他の光源や屋外光によるグレア(眩しさ)や反射
- 危険箇所の有無とリスク評価
危険が伴う作業エリアでは、事故防止のために追加照明が必要と判断されます。
一般的な職場照明
一般照明は、従業員が勤務する建物や空間の構造に応じて決定されます。天井照明が主になることが多いですが、窓が少ない場所や自然光が入らないエリアでは、より高い照度が求められます。
階段、廊下、照明のない小部屋などの通路照明も一般照明に含まれます。これらは、作業者が安全に移動できるよう十分な光を提供する必要があります。
作業照明(タスクライト)
作業照明は、特定の作業を安全かつ目の疲れやグレアを抑えて行えるよう、集中した光を提供します。デスク作業、機械操作、自然光の入らない小部屋での作業などで使用されます。
非常照明
OSHA基準では非常照明の設置が義務付けられており、消防署の検査でも確認されます。非常照明は、停電時や火災警報が鳴った際に作業者が安全に退避できるよう点灯します。
非常照明は作業エリア、廊下、階段室に設置し、電源が失われたときや火災警報が作動したときに自動で点灯します。
出口には照明付きの非常表示サインを設置し、緊急時に確実に建物から退避できるようにします。
