ラップバンド(調整式胃バンド)とスリーブ胃切除の比較

ラップバンド(調整式胃バンド)

ラップバンド手術では、外科医が胃の上部に調整可能なバンドを装着し、食事量を制限します。

スリーブ胃切除(垂直スリーブ胃切除)

スリーブ胃切除では、胃の約85%を切除し、細長い「スリーブ」形状に残します。食事量が減少するだけでなく、食欲を刺激するホルモン「グレリン」を分泌する部位も除去され、食欲が抑えられます。

期待できる体重減少

  • ラップバンド:余剰体重の約55%の減少が期待されます。
  • スリーブ:余剰体重の70〜80%の減少が期待されます。

リスク

  • ラップバンド:胃の侵食、バンドのずれ、感染、機械的故障(漏れやバンドの減圧)や期待した体重減少が得られない可能性があります。
  • スリーブ:縫合ラインの漏れ、術後の吐き気、体重の再増加などがあります。

費用と保険適用

  • ラップバンド手術は、実施場所により12,000〜25,000米ドルとされ、多くの保険でカバーされます。
  • スリーブ手術は10,000米ドル以上かかりますが、実験的とみなされることが多く、保険適用が限定的です。

まとめ

ラップバンドは調整可能で比較的低コストですが、機械的トラブルや体重減少の限界があります。一方、スリーブは高い減量効果が期待できるものの、術後合併症や保険適用の壁があります。患者さんの生活スタイルや医師の評価に基づき、最適な手術法を選択してください。

減量手術(肥満手術) - 関連記事