肥満手術後の腎不全リスクと対策

肥満手術(バリアトリック手術)とは、調整式胃バンド、胃バイパス、縦方向スリーブ胃切除、デュオデナルスイッチなど、体重減少を目的とした外科手術の総称です。重度の肥満患者にとっては命を救う手段となりますが、腎不全などのリスクも存在します。

腎不全の発生率

2006年2月に医学誌「Surgery for Obesity and Related Diseases」に掲載された研究によると、バリアトリック手術後に急性腎不全が発生したのは全患者の2.3%で、そのうち約15%が透析を必要としました。

腎不全のリスクが高い人

  • 体格指数(BMI)が50以上の超重症患者。
  • 糖尿病、高血圧、既往の腎疾患などの基礎疾患を持つ人。

腎不全の原因

  • 腎臓にたまるタンパク質(タンパク尿)による腎機能障害。
  • 手術後にできやすくなる腎結石。

腎不全の治療法

  • タンパク質蓄積が原因の場合は、静脈点滴による水分補給で改善することが多い。
  • 重症例では透析が必要になることがあります。
  • 腎結石が原因の場合は、体外衝撃波結石破砕(ESWL)や外科手術で除去します。

腎不全リスクの低減策

  • BMIが50以上の患者は、手術前に体重を減らすことでリスクを下げられます。
  • 手術後は十分な水分摂取を心がけ、腎結石の予防に努めましょう。

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