肥満手術が必要とされる医学的根拠

体重減少手術(バリアトリック手術)は、重度肥満の患者が体重を減らすために行う外科的治療です。美容目的ではなく、健康リスクの低減や寿命延長を目的としています。

重度肥満の定義

バリアトリック手術の適応条件の一つは、患者が重度肥満であることです。米国バリアトリック医師会は、体格指数(BMI)が40以上の状態を「重度肥満」と定義しています。

高血圧(ヒュpertension)

肥満は高血圧の主要な原因のひとつです。高血圧は合併症(コモビディティ)として命に関わるリスクを高めるため、体重減少手術により血圧が改善すれば、手術の必要性がさらに高まります。

2型糖尿病

成人発症の糖尿病である2型糖尿病は、過剰な体重が原因で発症することが多いです。手術で体重が減少すれば、血糖コントロールが改善し、糖尿病薬の使用を中止できるケースも報告されています。

心臓病

重度肥満の患者は、動脈壁が硬化したりプラークが蓄積したりしやすく、血流が阻害され心臓病のリスクが高まります。体重が減少すれば血管状態が改善し、心筋梗塞などの重大な心血管イベントの予防につながります。

睡眠時無呼吸症候群

過剰な体重は気道を圧迫し、睡眠中に呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。体重減少手術により頸部の脂肪が減少すれば、呼吸が安定し、睡眠の質が向上します。

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