膝関節置換術後の感染症の治療方法
膝関節置換術では、整形外科医が損傷した骨と軟骨をプラスチックと金属で作られた人工関節に置き換えます。手術後に感染が疑われる場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
重要性
メイヨークリニックによれば、膝関節置換術後に重大な合併症(感染など)を起こす患者は約2%です。リスクは低いものの、術後数年経過した後でも血流を介して細菌が関節部に到達すれば感染が発症することがあります。
感染の兆候
感染が起きた際の主な症状は以下の通りです。
- 切開部の発赤・腫脹
- 創部からの排膿や透明な液体の漏出
- 発熱、悪寒、全身倦怠感
抗生物質治療
米国整形外科医会(AAOS)のガイドラインでは、感染が確認されたらまず抗生物質の投与が推奨されています。投薬期間は感染の重症度や使用する抗生物質により異なりますが、通常は数週間から数か月にわたります。
創部ドレーン処置
切開部から膿や透明な液体が排出されている場合、医師は創部を開放して液体を除去し、感染組織を洗浄します。この処置は感染の拡大を防ぎ、抗生物質の効果を高めるために重要です。
再手術の必要性
抗生物質だけでは感染が完全に抑制できないケースでは、追加の手術が検討されます。
- 第一の手術:感染した人工関節を取り外す。
- 第二の手術:感染が落ち着いた後に新しい人工関節を再度埋め込む。
再手術は患者の全身状態や感染の範囲に応じて計画され、術後のリハビリテーションも慎重に進められます。
