ACL膝手術から速やかに回復するための方法
前十字靭帯(ACL)は、脛骨(すねの骨)と大腿骨(太ももの骨)を交差させてつなぐ2本の靭帯のうちの1本です。体操、バスケットボール、フットボール、フィギュアスケート、スキー、サッカー、陸上競技、ダンスやチアリーディングなどのスポーツでこの靭帯を損傷することが多いですが、日常生活での転倒や段差からの足踏み、膝を急激にねじる動作でも負傷することがあります。
過去25年間でACL損傷の手術技術は大きく進歩しましたが、再建手術後も理学療法と回復期間が必要です。ここでは、回復を早め、日常生活へ早く戻るためのポイントをご紹介します。
回復のためのステップ
最も重要なのは、医師や理学療法士の指示を正確に守ることです。
手術直後は疼痛管理が第一です。外来手術の場合は当日帰宅できますが、年配の方や合併症がある場合は短期間の入院が必要になることがあります。
医師から処方された鎮痛薬は、指示通りに使用してください。
医師の指示に従い、患部に氷を当てましょう。氷は痛みを和らげ、腫れや内出血を抑えます。手術直後は頻繁に氷を当てると効果的です。
数日間は松葉杖を使用します。医師が許可するまで松葉杖なしで歩かないでください。鎮痛薬の副作用でめまいやふらつきが起こりやすく、バランス感覚も低下します。早すぎる歩行は転倒のリスクがあります。
理学療法は回復の鍵です。手術後数時間以内に理学療法が開始されます。目的は膝関節を動かし、再建した靭帯が硬直・短縮しないようにすることです。適切に運動しないと関節が硬くなり、回復が遅れます。
理学療法は任意ではありません。自宅で行うエクササイズやストレッチが指示されたら必ず実施してください。膝関節の可動域を正常に保ち、日常の体重負荷活動に復帰するために必要です。また、太ももの前側(大腿四頭筋)と裏側(ハムストリング)の筋力を強化し、膝関節を安全に支えます。
理学療法はハードな作業です。痛みや疲労、退屈さを感じることもありますが、完全回復を望むなら欠かさず通院してください。理学療法室の機器は回復を促進するよう設計されています。欠席すると進捗が遅れ、膝が弱く不安定になる可能性があります。
医師と理学療法士の指示に従い、日常活動へ徐々に戻りましょう。
