膝全置換術(TKR)の寿命はどれくらい?
膝全置換術(TKR)の平均寿命
膝全置換術(Total Knee Replacement, TKR)の耐用年数は、患者の年齢、活動レベル、体重、手術技術など複数の要因によって異なりますが、平均して15〜20年程度とされています。10年後の成功率は90%以上、20年後でも約80%が維持されています。
適応となる主な疾患
主に重度の変形性関節症(Osteoarthritis)に対して行われますが、以下の疾患でも適応となります。
・リウマチ性関節炎
・外傷による膝関節の損傷
・特定の骨腫瘍
手術の流れ
手術では、損傷した関節面を全て除去し、金属とプラスチックでできた人工関節部品に置き換えます。全身麻酔下で行われ、手術時間は数時間です。
術後の経過とリハビリ
手術後は数日間入院し、その後リハビリ施設へ移ります。理学療法が回復の鍵となり、ほとんどの患者は数週間以内に杖などの助けなしで歩行できるようになります。
手術の成功に影響する要因
成功率は以下の要因に大きく左右されます。
年齢:若年者ほど長期的に成功しやすいです。
活動レベル:過度に活発な生活は人工関節に負担をかけ、早期の再手術リスクを高めます。
体重:肥満は部品の緩みやプラスチックインサートの摩耗を招きやすく、問題が起こりやすいです。
手術技術:最小侵襲手術は従来の開放手術に比べ、術後の回復が早く、長期的な耐用年数も向上すると報告されています。
