膝手術後の理学療法エクササイズ
膝手術後の理学療法は、主に3つの目的があります。第一に関節の筋力を回復させ、日常生活で体重を支えられるようにします。第二に手術中やリハビリで固くなった腱や筋肉の可動域を取り戻します。最後に、再発防止のために膝を保護するトレーニングを行います。
ストレッチ
まずは基本的なストレッチで関節を温めます。立った状態で前側の大腿四頭筋を伸ばすクアッドストレッチを行い、壁など安定したものに手をつきバランスを保ちつつ、怪我した足首をつかんで膝を曲げ、かかとが臀部に付くまで引き上げます。最大の伸びを5〜10秒間キープし、2〜3回繰り返します。
次に後側のハムストリングスを伸ばします。背中を床につけ、健康な膝を45度に曲げ、怪我した足はまっすぐ伸ばしたまま太ももをつかんで頭側に引き上げます。5〜10秒保持し、2〜3回繰り返し、毎回可動域を少しずつ広げます。
筋力トレーニング
将来の膝の保護を目的に下半身の筋力トレーニングを行います。パロアルト医療財団が推奨する「ステップアップ」は、リスクが低く膝のリハビリに効果的です。高さ約30cm(12インチ)の安定した台やベンチを用意し、怪我した脚で台に上がり、体重をその脚だけで支えて上がります。上がったら軽く下り、12〜15回を1セットとし、2〜3セット行います。必要に応じてダンベルやウェイトベストを持って負荷を上げても構いません。
