回旋腱板手術後に期待できること
肩の回旋腱板が裂けた場合、手術前に通常行われる治療として、理学療法、コルチゾン注射、抗炎症薬があります。これらで症状が改善しない場合は手術が必要になることがあります。回旋腱板手術からの回復は、様々な要因により長期間にわたることがあります。
痛み
回旋腱板手術は大きな手術で、皮膚切開、瘢痕組織の除去、骨や腱への縫合が行われます。手術後はデメロールやモルヒネなどの注射で疼痛管理が行われ、1〜2日後にはコードイン含有のタイレノール等の経口鎮痛薬が処方されます。多くの場合、術後2週間を過ぎれば鎮痛薬は不要となります。
肩の可動域
回旋腱板損傷に伴う肩の硬直は、主に瘢痕組織が原因です。手術で瘢痕組織を除去しますが、再び形成されることがあります。瘢痕除去により、痛みなく可動域が広がります。術後はできるだけ早く肩の可動を開始すべきです。回復室で連続受動運動(CPM)装置を使用し、肩を優しく動かすことが行われ、入院中は毎日使用されます。
リハビリテーション
手術当日または翌日には理学療法士がリハビリテーション運動を指導します。退院後も肩の可動域を維持するためにこれらの運動を継続します。リハビリは自宅で患者自身が行えるよう設計され、特別な支援は不要です。経過評価のため、医師や理学療法士による定期的な診察が必要になることがあります。
日常活動の再開
手術後すぐに歩行は可能ですが、腕の動きは肘以下に制限し、上腕は体側に添えるようにします。肩がゆるく快適に動くようになるまで、通常の活動は徐々に再開しますが、医師の指示が必要です。運転は、必要なすべての動作が楽にできるようになるまで控えてください。完全回復には手術の規模、術前の健康状態、リハビリの継続度合いにより3〜6か月かかります。回復が完了するまで、着替えなどの日常動作で援助が必要になることがあります。
長期的な見通し
肩がゆるく快適に動くようになったら、筋力強化のためのエクササイズを取り入れます。軽いスポーツは術後6〜12か月で再開できることが多いですが、木材を割る、重量物を持ち上げるといった激しい活動は、腱板の再損傷を防ぐために避けるべきです。
