ロードマップCアームとは何か?
医療用ロードマップシステムとCアームは、X線画像を用いて診断や治療を支援します。ロードマップと組み合わせることで、体内のリアルタイム映像を取得でき、手術中の血管や臓器の状態を確認できます。
歴史
オランダの医療技術・照明企業ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクスが1955年にCアームを発売しました。当初は一般外科や整形外科で使用されましたが、設計が改良されるにつれ、心臓、泌尿器、血管系の外来検査など、低侵襲手術にも広く利用されるようになりました。
血管造影(アンジオグラフィー)
介入放射線科医はCアームを用いて血管造影を行い、X線で動脈・静脈の画像を取得し、狭窄や閉塞などの血管障害を確認します。造影剤を血管内に注入し、カテーテルを挿入して撮影された画像はアンジオグラムと呼ばれます。必要に応じてアンジオプラスティや血栓溶解術が行われ、Cアームはリアルタイムで手技をモニタリングします。
フルオロスコピー
フルオロスコピーはX線を用いたリアルタイム映像撮影です。Cアームはカメラのように機能し、自在に回転させて様々な角度から撮影できます。患者は検査台に横たわり、医師はCアームの一端を対象部位に合わせます。画像はコンピュータワークステーションに表示され、手術や検査の進行をリアルタイムで確認できます。
ロードマップ技術
ロードマップは1960年代に登場し、2005年からは3D表示が可能になりました。Cアームで取得したフルオロスコピー画像と血管造影画像をコンピュータ上で重ね合わせ、リアルタイムの「ロードマップ」画像を作成します。医師はこの画像をガイドとして、ワイヤーやカテーテルを体内に配置し、動脈瘤や他の病変の位置を視覚的に確認しながら手術を進めます。
まとめ
Cアームとロードマップ技術は、低侵襲手術の安全性と精度を高め、画像誘導手術の中心的なツールとして広く利用されています。
