大腸内視鏡検査の前に必要な準備の種類とは?
種類
大腸内視鏡検査の前には主に2つの準備方法があります。
- 標準的な方法は、検査の約48時間前から固形食を摂らず、前日の午後から夜にかけて市販の強力下剤と処方された腸洗浄液を飲むものです。医師によっては、液体の代わりに32錠の錠剤を処方することもあります。
目的
この厳格な準備は腸内を徹底的に洗浄し、医師が内視鏡で腸壁をクリアに観察できるようにするためです。指示通りに行わないと、麻酔の投与や病変の診断に支障が出ます。
副作用と対策
下剤や腸洗浄液は短時間で激しい排泄を促します。そのため、腹部膨満感、嘔吐、下痢、食欲不振、睡眠障害などが起こります。脱水を防ぐために、十分な水分や透明な飲料を併用することが必須です。検査直前の8時間は一切の飲食を控えてください。
最新の研究
フィラデルフィアのトーマス・ジェファーソン大学が行った研究では、同日実施の準備(検査当日に薬剤を服用)にすると副作用が大幅に減少し、48時間前からの従来法とほぼ同等の洗浄効果が得られることが報告されています。患者の生活の質向上が期待されています。
患者の声
準備は多くの患者にとって大変です。検査前日に固形食が取れないため空腹感に悩み、液体下剤の大量摂取は飲み込みにくく、体力低下やイライラ感が生じます。
メリット
厳しい準備を乗り越えることで、医師は正確なスクリーニングが可能となり、大腸がんや前がん状態の早期発見・予防につながります。
注意点
以下の薬は検査の少なくとも5日前までに中止してください。
- アスピリン、プラビックス(クロピドグレル)、クーマジン(ワルファリン)などの抗血小板薬・抗凝固薬
- 鉄剤
その他の処方薬は検査の12時間前までに服用を止めるよう指示されます。
