モーズ手術の合併症
出血
モーズ手術後に出血が起こることがあります。特に出血傾向のある既往歴や、手術前にアスピリンやワルファリンなどの抗凝固薬を使用している患者はリスクが高くなります。手術前に医師と相談し、必要に応じて薬の中止や調整を行うことが重要です。
神経障害
皮膚の感覚神経が切断されると、一時的な感覚鈍麻やしびれが生じることがあります。通常は新しい神経が再生することで回復しますが、腫瘍除去のために神経を切断せざるを得ない場合があります。
感染
適切な創傷管理を行えば感染は稀ですが、糖尿病などの基礎疾患がある場合や大きな創部では抗生物質の投与が検討されます。感染が疑われる場合は、速やかに抗菌薬で治療します。
創傷治癒不全
一部の患者では創傷が遅く癒える、再開する、縫合が外れるなどの問題が起こります。これは全身状態の不良、出血、糖尿病などが原因となることがありますが、多くは自然に治癒します。
その他の術後合併症
移植片の失敗、組織壊死、血腫(血液がたまる)などが報告されています。血腫ができた場合は除去が必要になることがあり、移植片が失敗した場合は再手術が検討されます。組織壊死が起こると追加手術が必要になることがあります。
