瘻孔手術からの回復

自宅での回復

  • 瘻孔手術後の痛みは避けられません。手術後3〜5日は特に不快感が強くなることがあります。医師は鎮痛剤を処方し、最初の数日はそれで対処します。鎮痛剤の副作用として吐き気や嘔吐が起こることがあります。痛みが和らいできたら、できるだけ処方薬ではなく、市販の鎮痛薬に切り替えてください。

    退院後数時間は切開部に貼られた包帯を外さずにおきます。手術当日の夜か翌朝に坐浴を行いましょう。浴槽に約10cm(4インチ)の温水を張り、15分間、1日2回程度浸かります。トイレ用の坐浴盆を使用しても構いません。入浴時にエプソム塩を少量加えると、さらなる鎮痛と治癒促進が期待できます。坐浴は手術後2週間続けて行ってください。

    切開部からの滲出液やかゆみが見られることがありますが、これは正常な治癒過程です。排便後に肛門周囲に血液が混じることもあります。湿ったウェットティッシュでしっかりと清潔にし、下着に生理用パッドやガーゼを当てて衣類への漏れを防ぎましょう。大量の出血が続く場合は、すぐに医師に連絡してください。

    手術後の排便が不安になるかもしれませんが、我慢せずに自然な欲求に従ってください。便意を抑えると便秘になり、肛門部の刺激が悪化します。

    ドラッグストアや医療用品店で「ドーナツリング」や「座布団型クッション」を購入すると、座る際の圧迫が和らぎます。術後少なくとも1週間は激しい運動を避け、体調が回復したら日常生活に徐々に戻して構いません。

    便秘を防ぐことが瘻孔の早期回復につながります。食物繊維を多く含む新鮮な果物や野菜を積極的に摂り、1日6〜8杯の水分を取るよう心がけましょう。必要に応じてメタミューシルやベネフィバーなどの繊維サプリを利用し、腸の動きを整えます。また、便を柔らかく保つために下剤や軟便剤を1日2回服用しても構いません。

    手術後4日目までに排便ができない場合は、医師に連絡し指示を仰いでください。場合によっては浣腸や乳酸マグネシウム(ミルク・オブ・マグネシア)を使用して排便を促すことがあります。以降は少なくとも1日おきに排便できるよう管理しましょう。

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