精管切除(バセクトミー)とは?

手術の概要

精管切除は、男性の陰嚢内にある精管(精子輸送管)の一部を切除し、残りの管端を縫合またはクリップで閉じる手術です。これにより精子が射精液に混ざらず、妊娠が不可能になります。

手術後の回復

手術は局所麻酔下で行われ、通常10分程度で完了します。多くの患者は当日中に帰宅でき、数日間は軽い痛みや腫れが続くことがありますが、通常は数週間で日常生活に復帰できます。

メリット

精管切除は長期的な避妊方法として高い信頼性があり、再び妊娠させたくないカップルにとって精神的な安心感を提供します。また、ホルモンバランスに影響を与えないため、性機能は維持されます。

合併症・リスク

他の外科手術と同様に、出血や感染、術後の血腫(血のたまり)などのリスクがあります。稀に精管が再接続されて妊娠するケースも報告されています。

効果と失敗率

精管切除後1年以内に妊娠が起こる確率は約0.15%(10,000組のうち15組)です。100%の保証はありませんが、最も確実な永久的避妊法の一つとされています。

逆転手術(再開通)

精管切除は基本的に永久的な処置ですが、再開通手術(精管再接続)を試みることは可能です。ただし手術費用が高く、成功率も個人差があり、必ずしも妊娠が保証されるわけではありません。

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