陰唇縮小手術について
歴史
陰唇縮小手術は1960年代に、出産後の緩んだ膣壁を元に戻す再建手術の一部として始まりました。その後、プラスチック外科医が余分な皮膚を切除するだけの美容目的の手術として独立させましたが、傷跡や治癒不全が問題となっていました。1999年にレーザーを用いた手術が導入され、出血量が減り、瘢痕も最小限に抑えられるようになりました。
手術の流れ
手術前に詳細な問診とプラスチック外科医とのカウンセリングが行われ、適格かどうかが判断されます。喫煙者は手術前に禁煙が求められることがあります。手術は全身麻酔または局所麻酔下で行われ、メスまたはレーザーで内側または外側の陰唇から余分な皮膚を除去します。必要に応じて脂肪吸引でサイズダウンを行うこともあります。切開部は時間とともに自然に溶ける縫合糸で閉じられ、ほとんどの手術は外来で実施され、同日帰宅が可能です。
期間
診察から手術までのスケジュールは外科医の空き状況により数週間から数か月かかります。実際の手術時間は合併症がなければ約2時間です。回復には2〜3か月を要し、腫れやあざは数週間続くことがありますが、出血や激しい痛みは通常1週間以内に収まります。
目的・機能
陰唇縮小手術は主に美容目的で行われます。出産後に陰唇が大きくなったと感じる女性や、見た目にコンプレックスを抱く女性が対象です。また、陰唇が大きいために性交時やタイトな衣服で痛みや不快感を訴えるケースでも、サイズを減らすことで症状の軽減が期待できます。
論争
すべての外科手術と同様に、痛み、出血、感染、麻酔への反応といったリスクがあります。特に敏感な部位であるため、術後の腫れや治癒経過を慎重に観察する必要があります。米国産科婦人科医会は陰唇縮小手術を推奨しておらず、デザイナーヴァギナと呼ばれる美容手術は体像への不安を利用したマーケティングが原因と指摘しています。一方で、手術が安全であり自己肯定感を高める選択肢だと主張する医師や患者も存在します。
