卵管結紮後、卵子はどうなるのか?
身体的影響
卵管結紮(いわゆる「卵管を結ぶ」手術)は、ほとんどが腹腔鏡手術で行われます。腹部に小さな切開を数か所作り、医師はそこから腹腔内に器具を挿入します。手術中に腹腔を膨らませるための二酸化炭素ガスが充填されるため、術後しばらくはお腹が少し膨らんでいるように感じます。切開部は術後24〜48時間は締め付けの強い衣類を避け、24時間経過後からはシャワーを浴びても問題ありません。
卵子の扱い
卵管結紮後も卵巣は月に1回程度卵子を放出し続けます。卵子は卵管を通って結紮された部位まで移動しますが、そこから子宮へは届かず、体内で自然に吸収されます。したがって、月経は通常通り続きますが、妊娠は起こりません。
術後のケアと異所性妊娠リスク
卵管結紮を受けた女性は、稀に異所性妊娠(卵子が卵管内で受精し、正常に成長できない状態)のリスクが高まります。異所性妊娠は破裂すると命に関わるため、早期に診断・除去する必要があります。手術後は医師の定期的なフォローアップ(年1回程度)を受け、卵管が再び接合したり結び目がほどけていないか確認してもらいましょう。
性感染症(STD)への効果はなし
卵管結紮は妊娠を防ぐ手段としては非常に有効ですが、性感染症の予防にはなりません。STDを防ぐ唯一の確実な方法は、ラテックスコンドームの使用または性交済止です。卵管が結ばれていても、ウイルスや細菌は血液や体液を通じて感染します。
