手術中のヘパリン管理方法

ヘパリンは血液凝固を防止または治療するための抗凝固薬です。手術中や心肺バイパス装置を使用する際にヘパリン投与が必要な場合、部分トロンボプラスチン時間(PTT)検査でヘパリン濃度をモニタリングし、過剰投与を防ぎます。手術中は患者が適切に凝固でき、術後に正常に回復できるよう、手術全体を通じて定期的にPTT検査を行います。

必要なもの

  • 血液採取キット(シリンジ、針、綿棒、アルコールまたはヨード綿棒)
  • 淡青色(ナトリウムシトレート)試験管
  • 凝固時間測定装置
  • 個人用保護具(PPE)

手順

  1. 血液採取
    • 血液採取キットを使用して血液サンプルを採取します。バタフライ針を使用する場合は、最初に約1 mlの血液を廃棄用チューブに排出し、淡青色の試験管に本採取分を入れます。
    • 淡青色試験管が正しく満たされていることを確認します。血液とナトリウムシトレートの比率が正確であることが、凝固時間測定の信頼性に直結します。
    • 静脈穿刺で採血した場合は、採血部位を長時間圧迫して止血します。ポートやIVラインから採取した場合は圧迫は不要です。
  2. PTT検査の実施
    • 凝固測定装置をメーカーの指示に従って校正し、品質管理を実施します。校正が完了したら次のステップへ進みます。
    • 患者の血液サンプルを装置に投入し、手順どおりに測定を行います。チューブを開く際や装置操作時は常に注意を払ってください。
    • 測定結果は直ちに手術チームへ報告します。結果はヘパリンや他の薬剤の投与調整に重要です。異常値が出た場合は、施設の標準作業手順に従い速やかに報告してください。

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