帝王切開(Cセクション)とは何か?
帝王切開(Cセクション)は、母体の腹部に切開を加えて赤ちゃんを取り出す外科手術です。手術時間は45分から1時間程度で、配偶者やパートナーが側にいることも可能です。帝王切開は大きな腹部手術であり、担当医と十分に相談した上で決定すべきです。
必要になる理由
- 陣痛の進行不全:陣痛が正常に進まず、子宮頸部が開かない、または胎児の頭部が大きすぎて産道を通過できない。
- 胎児の心拍変化:胎児の心拍に異常が見られ、酸素供給が危険になる可能性がある。
- 胎児の姿勢異常:足先から出産する臀位や、骨盤に合わない姿勢の場合。
- 多胎児:双子・三つ子などで、1胎以上が不適切な位置にある。
- 胎盤の問題:前置胎盤や早期胎盤剥離など、胎盤が原因で出産が危険になる。
- 胎児の健康状態:自然分娩がリスクとなる疾患を抱えている場合。
手術の流れ
- 手術前に腹部を消毒し、横切開(いわゆる「ビキニカット」)を子宮まで行う。
- 医師が胎児を優しく引き抜き、切開した層を縫合またはステープで閉じる。
- 手術後は回復室へ移動し、問題がなければ母乳育児が可能になる。
鎮痛薬の選択肢
- 手術前に麻酔科医と鎮痛方法を相談できる。
- 局所麻酔(硬膜外麻酔・脊髄ブロック)で下半身を感覚麻痺させ、意識は保たれる。
- 緊急手術では効果が速い脊髄ブロックが主に使用される。
回復期間
- 手術後はできるだけ早く軽い歩行を開始することが推奨される。
- 入院中は疼痛管理が行われ、退院後も鎮痛薬の使用指示がある。
- 完全に回復するまで4〜6週間かかり、赤ちゃん以外の重いものは持ち上げないように注意する。
リスク
- 出血増加、子宮の炎症、血栓、創部感染、麻酔に対する副作用などの手術リスク。
- 早産の場合、赤ちゃんの呼吸障害リスクが高まる。
