お尻増強手術の歴史
近年、ジェニファー・ロペスやビヨンセといった有名人に倣って、お尻の増強手術が人気です。最初の手術は1969年に遡ります。その後、手法は何度も改良されましたが、目的は同じです。「形の良い、魅力的なお尻」を実現することです。
皮下インプラント
1969年、RJバーテルス博士らが初めてお尻増強手術を行い、丸い乳房インプラントを皮下に埋め込みました。しかし、外観が不自然で結果は不満足でした。翌年、マリオ・ゴンザレス・ウロア博士はアーモンド形のインプラントと新たな埋込方法を試みましたが、インプラントが触知しやすく、対称性の確保や移動、感染、違和感などの問題が残りました。
筋膜下インプラント
1984年、ホセ・ロブレス博士は大臀筋と中臀筋の間にインプラントを配置する手法を開発しました。この位置により、外部からの視認やカプセル収縮(異物反応)が抑えられました。ただし、手術が難しいため普及は限定的でしたが、増強手術への関心は維持されました。
筋内インプラント
1990年代初頭、南米やメキシコの外科医がロブレス博士の手法を改良し、筋肉内にインプラントを入れる方法を採用しました。1996年、ラファエル・ベルガラ博士が筋内インプラントの利点を論文で報告し、2004年にはラウル・ゴンザレス博士が新たな筋内技術を発表しました。
筋膜上インプラント(サブファシアル)
ホセ・デ・ラ・ペーニャ博士は、筋膜上(筋肉の上)にテクスチャー付きインプラントを配置する手法を提案しました。手術は比較的簡単で、外科医が習得しやすいのが利点です。インプラントは目立ちにくいですが、組織への圧迫や重量により臀部が下がるリスクや、液体貯留の可能性があります。
自家脂肪注入
近年では、インプラントに代わり自家脂肪注入を選択する患者も増えています。脂肪注入は侵襲が少なく回復が早いのが特徴ですが、同等のボリュームを得るには複数回の施術が必要です。
