外反母趾手術の種類とポイント
手術が必要なタイミング
医師はまず保存的治療を試すことを推奨します。足底装具の使用や、靴のサイズ・デザインの変更で痛みが軽減することがあります。痛みが慢性化している、または日常生活に支障が出るほど外反母趾が進行している場合は手術を検討します。
骨切り術(オステオトミー)
最も一般的な手術です。足指関節近くに切開し、変形した骨を元の位置に戻します。同時に関節周囲の靭帯のバランスを調整することがあります。
関節固定術(関節癒合術、アルトロデシス)
重度の外反母趾に対する根本的な手術です。損傷した関節を除去し、スクリューやワイヤーで固定して関節を癒合させます。「タイトロープ法」もこの一種です。
その他の手術法
軽度の外反母趾は、足の外側にできた骨の突出部を除去するだけで改善することがありますが、効果は一時的です。また、関節鏡を用いて側面から小さな切開で矯正する方法もあります。
手術時の留意点
ほとんどの手術は局所麻酔または全身麻酔下で外来で行われます。手術後は数週間のリハビリが必要で、徐々に通常の活動へ戻していきます。
注意すべき点
外反母趾手術で完全な疼痛緩和が得られない患者は約10%います。感染リスクや、過矯正による新たな足の問題が生じる可能性もあります。
