緊急帝王切開の手順
医師は母体や胎児に危険がある場合、緊急に帝王切開(Cセクション)を行います。平均手術時間は約45分で、配偶者やパートナーが立ち会うことも可能です。
手順
患者の準備:腹部を清潔にし、必要に応じて膀胱から尿を採取するカテーテルを装着します。その後、薬剤や点滴用に腕や手に静脈ライン(IV)を確保し、胃の不快感を防ぐために制酸剤を投与することがあります。
麻酔の実施:緊急時は迅速に作用する脊髄くも膜下麻酔(局所麻酔)を行い、患者は意識が残ります。場合によっては全身麻酔が必要となり、静脈ラインまたはマスクを通じてガスを投与します。
胎児の取り出し:臍のすぐ下から恥骨上部までの縦方向の切開(時間が限られる場合は横方向の切開が選ばれます)を行い、子宮を水平に切開します。胎盤前置などの合併症がある場合は、別の切開方法を選択します。
母子のケア:胎児が出たら医師は鼻と口の分泌物を除去し、臍帯を結紮・切断します。胎盤除去後、子宮と腹部の切開は縫合します。母体は痛みを感じず、出産時の動きは感じます。
術後の入院と回復:通常は約3日間入院し、疼痛管理は痛み止めポンプで行います。術後1日目からの軽い歩行は便秘や血栓予防に重要です。
