小さな傷に対する皮膚移植の手順
手術の流れ
まず、傷口を生理食塩水で洗浄し、壊死組織を除去します。次に、血流を止めるために血管収縮薬を注射するか、圧迫を行います。傷の大きさを測定し、皮膚を採取する部位に同じ形でマーキングします。局所麻酔を施した後、皮膚切除器(デーモトーム)で薄い皮膚層(分割厚皮膚)を採取し、傷口に移植します。移植片はステープルまたは縫合で固定し、ドレッシングで覆います。採取部位も同様に包帯で保護します。
回復とアフターケア
術後は医師の指示に従い、ドレッシングを約2週間は外さずに保ちます。移植片を伸ばしたり外部からの衝撃を与える行為は避け、36時間以内に新生血管が形成されるため、刺激を与えないよう注意します。移植部位は清潔・乾燥を保ち、直射日光は長時間当てません。腫れ、発赤、出血、膿など感染症の兆候や、発熱・激しい痛み・めまい・吐き気が現れた場合は速やかに医師へ連絡してください。
