股関節関節鏡手術後の患者への指示
関節鏡を用いた股関節全置換術は、1〜2箇所の小さな切開で行われ、近年は一般的になっています。大腿骨の頭部と股関節の球面・ソケットを置換するこの低侵襲手術は、回復期間が大幅に短縮されます。術後は以下の指示を守ってください。
手術直後の注意点
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手術直後は麻酔の影響で消化機能が低下しやすいため、飲食は控えめにしましょう。最初の24時間はジンジャーエールやスプライトなどの透明な液体だけ、食事は乾燥クラッカーやトーストにとどめます。嘔吐や激しい吐き気、体温が38.5℃以上になる場合は、すぐに医師または病院に連絡してください。軽い熱は一般的です。
腫れの軽減
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術後72時間は患部を高く上げ、腫れを抑えます。特に48時間以内は頻繁に氷嚢やジップロックバッグに入れた氷で冷やしてください。
包帯の扱い方
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切開部は縫合後、包帯で覆われます。この包帯は術後24時間は外さずに保護してください。血液や体液がにじむことがありますが、止血できないほどの鮮血が続く場合は、挙上と冷却を続けても改善しないときに医師へ連絡してください。2〜3日目には外側の包帯(縫合糸やテープは除く)を取り外し、粘着性の新しい包帯に交換します。
創部を乾燥させる
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術後48時間は創部を乾燥・清潔に保ちます。シャワーを浴びる際は創部をビニールや防水シートで覆い、スポンジ浴にとどめましょう。2日目以降は創部を露出させても構いませんが、こすったり水に浸したりしないでください。医師の指示がない限り、術後1〜3週間は入浴やプールでの泳ぎは避けてください。
薬の服用指示
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術後2〜3日目に痛みが増すことがあります。処方された鎮痛剤は指示通りに使用し、特に麻薬系の場合は運転や重機操作を控えてください。また、血栓予防のために医師の許可があれば、低用量のアスピリン(ベビーアスピリン)を毎日服用することを検討してください。
リハビリ運動
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術後のリハビリは回復に不可欠です。医師の許可がない限り、完全荷重の運動は避けてください。松葉杖、ウォーカー、または杖はバランス保持に使用しますが、体重を支える目的では使わないでください。術後1週間は可動域を広げる運動や、寝たままできる直腿挙上、足先伸展などを推奨し、手術当日の夜から開始できます。ただし、過度な負荷は避け、無理をしないようにしてください。
