足底腱膜切除術(外反母趾手術)の合併症

第一中足骨切開術(外反母趾手術)は、足の親指側にできる外反母趾(バニオン)の痛みや歩行時の不快感を軽減するために、骨を切除・再配置し、必要に応じてピンやプレートで固定する手術です。骨構造を変える手術であるため、術後にはいくつかのリスクや合併症が生じる可能性があります。

感染症

  • 手術部位や縫合部から細菌が侵入し、発赤、腫脹、膿の排出、発熱などの症状が現れます。多くの外科医は予防的に抗生物質を投与しますが、症状が出た場合は速やかに医療機関を受診してください。ドレッシングを乾燥かつ清潔に保つことが感染リスク低減に有効です。

硬直(関節可動域の低下)

  • 骨を固定するピンやプレートが原因で、術後しばらくは足指が硬く感じられることがあります。リハビリテーションや適切なストレッチで徐々に可動域を回復させることが重要です。

再発

  • 手術は既にできている変形を矯正しますが、根本原因(足の構造や歩行パターン)が改善されない場合、外反母趾が再発することがあります。オルソティック(矯正インソール)や足底板の使用、歩行指導で再発リスクを低減できます。必要に応じてX線検査で骨の位置を確認しましょう。

交感神経性疼痛症候群

  • 足部の交感神経が手術中に損傷すると、通常の術後痛とは異なる激しい疼痛が持続することがあります。この疼痛は慢性化しやすく、専門医による神経ブロックや疼痛管理が必要になる場合があります。

腫脹(むくみ)

  • 術後の腫脹は一般的ですが、過度のむくみは痛みと炎症の悪循環を招きます。抗炎症薬の服用、氷嚢による冷却、足を高く保つなどの対策で腫脹をコントロールしてください。

上記の合併症は適切な術後管理と早期の医師受診で軽減できます。手術を受ける際は、リスクとベネフィットを十分に相談し、術後のフォローアップ計画を確認しておくことが大切です。

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