脊椎外科医の役割と選び方
脊椎外科医は、整形外科または脳神経外科の専門医資格を持ち、椎間板ヘルニアや神経根圧迫など、解剖学的な問題に対して外科的治療を行います。非外科的治療が効果を示さなかった場合にのみ手術が検討されます。
機能
背部の痛みで解剖学的根拠が認められない患者は、脊椎手術の対象外です。脊椎外科医は手術によって脊椎の構造を変え、圧迫された神経の解放、椎骨の固定、変形の矯正などを目的とします。
種類
整形外科医と脳神経外科医のどちらも、医学博士(MD)またはオステオパシック医学博士(DO)の資格を持ち、脊椎外科のフェローシップを修了しています。ただし、脳神経外科医は腫瘍摘出に、整形外科医は変形矯正に長けています。
考慮点
脊椎外科医と認められるには、フェローシップ取得だけでなく、診療の50%以上を脊椎患者に充てる必要があります。北米脊椎学会(NASS)などの専門団体も同様の基準を設けており、手術経験が豊富な医師を選ぶことが重要です。
主な手術
代表的な手術には、微小椎間板切除術、椎弓根除術、脊椎固定術(脊椎融合術)があります。微小椎間板切除術はヘルニアや坐骨神経痛の治療に用いられ、椎弓根除術は脊柱管狭窄症で神経根の圧迫を解放します。脊椎融合術は変性椎間板疾患、側弯症、骨折などで椎骨を固定し、動きを制限します。
誤解
背部痛すべてを脊椎外科医が治療すべきではありません。手術は最後の手段であり、多くは選択的手術です。手術が痛みを必ず改善する保証はなく、合併症のリスクもあります。まずは主治医やカイロプラクターから紹介状を受け、非外科的治療を十分に試みた上で、手術の適応を検討します。
