大腸内視鏡検査のための腸洗浄方法とポイント

大腸内視鏡検査は、結腸や直腸の内部を直接観察できる重要な検査です。潰瘍やポリープ、異常増殖の有無を確認でき、早期の大腸がん発見に大きく貢献します。検査を正確に行うためには、検査前の腸洗浄が不可欠です。検査の前日は透明液食を取り、腸洗浄剤(ポリエチレングリコールまたはリン酸ナトリウム)を使用して腸内をきれいにします。

透明液食の実施方法

ミシガン大学医療システムの専門家は、検査の2日前から透明液だけを摂取し、検査終了まで固形食に戻さないことを推奨しています。使用する洗浄剤や個人の健康状態により、1日から3日間の透明液食が指示されることがあります。具体的な期間は必ず担当医に確認してください。

  • 対象となる飲料:水、無脂肪の紅茶・コーヒー(砂糖・クリームなし)、炭酸飲料、鶏・牛のブロス、アップルジュース、白ブドウジュース、レモン・ライムゼラチンデザート。
  • 避けるべき色:オレンジ、紫、赤系の食用色素が含まれる飲料。
  • 検査が正午前に予定されている場合:前夜の0時以降は何も飲食しない。
  • 検査が午後に予定されている場合:トーマス・ジェファーソン大学の専門家は、午前9時までに透明液を摂取し、その後は食事・飲み物を控えるよう指示しています。

ポリエチレングリコール(PEG)による洗浄

PEGは液体タイプで、NuLYTELY、Colyte、GoLYTELY、TriLyte といった商品名で販売されています。使用には医師の処方が必要です。

  • 使用前に液体をよく混ぜ、冷蔵庫で冷やす。
  • 前日の午後4時〜6時の間に、8オンス(約240ml)ずつ15分ごとに飲み、合計で1ガロン(約3.8リットル)を完飲する。
  • 検査開始が午前11時以降の場合:前夜に2クォート(約1.9リットル)を飲み、残りの2クォートは検査開始の4時間前までに飲み切る。

リン酸ナトリウムによる洗浄

リン酸ナトリウムは液体と錠剤の2種類があり、どちらも医師の処方が必要です。

  • 液体タイプは2回に分けて服用し、投与間隔は10時間。各回最低3杯の透明液と一緒に飲む。
  • 錠剤タイプは、検査前夜に20錠、検査当日の朝に12錠を服用。各回8オンス(約240ml)の透明液と併用し、朝の服用は検査開始の3〜5時間前に完了させる。
  • 腎臓に疾患がある場合は必ず処方医に伝える。米国国立衛生研究所は、リン酸ナトリウムが重度の腎障害を引き起こす可能性があると警告しており、透析や腎移植が必要になることもある。

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