副鼻腔手術の手順とポイント
副鼻腔手術の概要
急性・慢性の副鼻腔炎で、薬物治療が効果を示さない場合は手術が必要です。副鼻腔手術は鼻腔内の閉塞を除去し、正常な通気と排液を回復させる安全で一般的な手術です。
手術前にすべきこと
- 耳鼻咽喉科専門医(ENT)を探す
友人・家族の紹介やかかりつけ医への依頼で、信頼できる耳鼻咽喉科医を見つけましょう。 - 詳細な問診を受ける
医師は症状の頻度・期間・疑われる原因・過去の治療歴などを詳しく聞き取ります。 - 診断検査を受ける
CTスキャンや血液検査(アレルギーの有無)・嗅覚テストなどで原因を特定します。X線は画像が不鮮明なため、通常は行いません。 - 手術法の選択
主に3つの手術法があります。- 機能的内視鏡下副鼻腔手術(FESS)―内視鏡で副鼻腔通路を拡げ、粘液を排出させる最も一般的な手術で、治癒率は約90%です。
- 画像誘導手術―慢性副鼻腔炎に対し、内視鏡と光ファイバーでリアルタイム映像を見ながら微小器具で通路を拡げます。
- カルドウェル・ルック法―腫瘍などの特殊なケースで、上顎の歯列近くに切開し、上顎洞と鼻腔を直接つなげて粘液を排出させます。
- 入院の必要性
通常は外来手術で日帰りが可能です。ただし合併症がある場合は入院が必要になることがあります。 - 術後の自宅療養
安静にしながら回復します。手術後は鼻腔内にパッキングや軽い止血用バンドが装着され、少量の出血が見られることがあります。
術後の注意点
鼻を強くかんだり激しい運動は避け、医師の指示に従って薬を服用してください。定期的なフォローアップで回復状況を確認します。
