ほくろ除去手順
概要
医師は患者に最大の利益をもたらすため、周囲組織への影響を最小限に抑えつつ、ほくろを完全に除去し、できるだけ目立たない瘢痕に留める技術を習得する必要があります。また、病理検査用に組織を保存し、皮膚がんの有無を確実に判断できるようにすることも重要です。
必要なもの
- 抗菌皮膚洗浄液
- 滅菌ガウン、手袋、ドレープ用品
- 手術用メス、はさみ、鉗子、針持ち
- 標本容器
- 手術用縫合糸
- 滅菌ドレッシング
手順
患者を十分に露出できる姿勢にし、切開ラインを計画します。瘢痕が目立ちにくい皮膚のしわや線を考慮し、楕円形の切開をマーカーで描きます。
切開部位を抗菌液で広範囲に洗浄し、滅菌ガウンと手袋を着用します。滅菌タオルやドレープで手術野を確保します。
1%リドカイン(エピネフリン添加可)で切開線と周囲を局所麻酔します。鼻先、指先、陰茎先端など血管が豊富な部位ではエピネフリン使用を避けます。麻酔が効くまで待ちます。
マーカーで描いたラインに沿ってメスで切開し、皮膚全層と皮下脂肪が露出するまで深く切ります。細鉗子でほくろを掴み持ち上げ、細先のはさみで基底組織を切除して除去します。除去したほくろは標本容器に入れ、検査へ送ります。
皮下組織を吸収性細糸で縫合し、皮膚を閉鎖します。清潔に保ち、滅菌ドレッシングを施します。
