ショウガとガランガルの種類と特徴
ショウガとガランガルは、料理と漢方薬の両方で広く利用される根茎スパイスです。ショウガは東洋料理に欠かせない香り高い食材で、風邪や消化不良に効く温かいお茶の主成分でもあります。一方、ガランガルはアラビア語で「マイルドショウガ」を意味する名前から派生しましたが、実際には全く別種の根です。色はピンクがかり、味はショウガよりも辛味が強く、料理や薬用に用いられます。
大ガランガル(Greater Galangal)
インドネシア・ジャワ島原産で、学名は Alpinia galanga。外皮は橙褐色で、剥いた内部は淡黄または白色です。西洋で最も流通しているガランガルで、フレッシュまたは粉末で販売されています。味は中〜強程度で、松のような香りが特徴です。
小ガランガル(Lesser Galangal)
別名 Alpinia officinarum(クラチャイガランガル)と呼ばれ、中国が原産です。大ガランガルより小さく、味はショウガと胡椒を合わせたような強い辛味があります。内部は繊維質が多く、主に薬用として利用されます。
ショウガ(Ginger)
学名 Zingiber officinale。東インド原産の多年草で、熱く刺激的な辛味が特徴です。市販の品種は白ショウガと黒ショウガに分かれます。黒ショウガは根を沸騰水で湯通しして乾燥させ、白ショウガは湯通しせずに乾燥させます。その他、若い緑ショウガやシロップ漬けの保存ショウガもあります。
野生ショウガ(Wild Ginger)
学名 Acorus calamus(日本名:シナジン)で、Zingiber officinale とは系統的に無関係です。北米・ヨーロッパ・アジアの森林や道路脇に自生し、根は黄褐色で白い内部を持ちます。味はショウガに似ていますがやや苦味があります。料理での利用は少ないものの、ショウガと同様の健康効果を期待して薬用に用いられます。
