アプリコット核油の効果と利用法

アプリコットは中国で約3千年前に栽培が始まり、ローマ人が紀元前70〜60年頃にヨーロッパへ持ち込みました。アプリコット核油は、アプリコットの種子を低温圧搾で抽出したもので、古代からその治癒・医療効果が評価されてきました。

スキンケアへの効果

  • 軽いテクスチャーでべたつかず、肌にすばやく浸透します。ビタミンAとEが豊富で、肌のハリや弾力を保ちます。

    保湿やエラスティックな肌を求める化粧品のベースオイルとしても使用され、軽い香りが他の香料と相性が良いです。

    軽度の皮膚トラブル(湿疹、かゆみ、疥癬、乾癬)にも利用され、リップケア製品やフェイスマスクの材料としても活用されています。

ヘアケアへの効果

  • 温めたアプリコット核油は、乾燥やダメージを受けた髪に光沢と栄養を補給します。必須脂肪酸が髪の柔らかさを取り戻し、シャンプーに数滴加えるか、手のひらで温めて髪全体になじませるだけで効果が得られます。

病状緩和・治療への利用

  • 数滴を耳に垂らすと耳痛を和らげ、イギリスでは胃潰瘍の治療に用いられました。また、気管支炎や鼻炎などの呼吸器症状、便秘などの腸の不調にも効果が報告されています。

    しかし、摂取により皮膚発疹やアレルギー症状が出ることがあり、異常が現れたら直ちに使用を中止し医師に相談してください。妊娠中の摂取は安全性が確認されていないため推奨されません。

疾病予防への期待

  • アプリコット油は抗喘息作用があるとされ、喘息の症状緩和に利用されることがあります。メキシコなどで販売されている「ラエトリル」はアプリコットの種子から抽出された物質ですが、種子に含まれるアミグダリンがシアン化合物を生成するため、米国ではFDAの承認を得ていません。

    古代では、核や油が腫瘍の治療に使用された記録があります。

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