キレート療法とは何か

キレート療法は、アミノ酸の一種であるエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を血流に投与し、体内の不要なミネラルや金属、その他の有害物質に結合させて排出させる治療法です。動脈硬化や水銀中毒、がん、学習障害、場合によっては自閉症など、さまざまな健康問題の原因と考えられる物質を除去することを目的としています。

治療方法

  • EDTAは体内の鉛、鉄、マグネシウム、亜鉛、カルシウム、プルトニウム、マンガンなどの金属やミネラルに結合します。過剰な金属が血中にあると、動脈硬化や水銀中毒、がん、学習障害、場合によっては自閉症のリスクが高まります。

    治療は資格を持つ医師の管理下で行われます。患者は快適な椅子に座り、腕や手に静脈内点滴(IV)を装着します。点滴液に含まれるEDTAが体内を巡り、不要な物質に結合し、数日以内に尿とともに体外へ排出されます。通常、20〜50回のセッションを行い、1回あたり2〜3時間かかります。点滴挿入時の軽い痛み以外は痛みはありません。

ビタミン・ミネラルの補給

  • EDTAは有害物質だけでなく、体に必要なビタミンやミネラルにも結合します。そのため、治療中は医師の指示に従い、失われた栄養素を補うためのサプリメントを追加で摂取する必要があります。

リスク

  • 不適切に実施された場合、腎不全、過剰なカルシウム除去による筋肉痙攣や将来的な骨密度低下、静脈の腫脹・炎症、低血糖やインスリンショック、うっ血性心不全などのリスクがあります。適切に行えばこれらのリスクは極めて低いと主張する側もあります。

賛否両論

  • 安全性については意見が分かれています。

    Holistic Health Online は「経験豊富な専門家が適切な投与量で行うキレート療法は非常に安全であり、米国で50万人以上が安全に受けている。致死例は報告されていない」と述べています。

    一方、米国心臓協会は「EDTAは完全に安全な薬ではなく、腎不全、骨髄抑制、ショック、低血圧、痙攣、心不整脈、アレルギー様反応、呼吸停止などの重大な副作用がある。米国ではキレート療法に関連した死亡例も報告されている」と警告しています。

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