てんかんの補完・代替療法

てんかんは脳の電気信号が過剰に反応し、頻繁に発作を起こす障害です。発作の重症度は人によって異なり、軽度のものはほとんど痙攣がありませんが、重度の場合は全身の痙攣を伴うことがあります。補完的・代替的な治療法は効果が期待できますが、必ず医師と相談した上で実施してください。

神経行動・認知行動療法(CBT)

この療法は発作の引き金となる状況や感情を特定し、発作頻度を減らすための自己制御技術を習得させることを目的とします。Andrews/Reiter てんかん研究プログラムのドクター・ドナ・J・アンドリュースとジョエル・リーテルが開発しました。てんかんを「行動障害」と捉え、トリガーを認識し対処することで発作の頻度や重症度が軽減されます。プログラムの成功率は80%以上と報告されています。

低血糖指数食(LGIT)

LGIT は血糖値を急激に上昇させる食品の摂取を制限する食事法です。炭水化物は血糖指数(GI)が50未満で、1日の総炭水化物量は40〜60 gに調整します。個々の症状に合わせた食事プランを作成し、発作の回数を減らすことが目指されます。米国神経学会の調査では、参加者20名のうち10名が発作頻度を90%以上減少させたと報告されています。実施にあたっては医師と相談し、個別の食事計画を立てましょう。

アロマテラピー

アロマテラピーはリラックス効果を通じて発作頻度を低減させる可能性があります。イギリス・バーミンガム大学のベッツ博士は、イランイラン、ラベンダー、ベルガモット、カモミール、ジャスミンなどの精油を枕に数滴垂らし、就寝前に香りを吸入することを推奨しています。また、全身マッサージに同じ精油を使用することで、皮膚から血流に取り込まれ、全身に効果が広がります。バーミンガム大学の臨床報告では、使用者の50%以上が発作頻度の減少を経験し、35%が発作が完全に止まったとされています。ただし、対照試験ではないため、効果は個人差があります。

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