乾癬治療における七面鳥食の効果と研究まとめ
代替医療の現状
米国では乾癬患者の約3分の1が、食事療法を含む代替・補完医療を利用していると推定されています。
七面鳥食に関する臨床研究
1914年、J. Schanberg 医師は高タンパク食が乾癬を悪化させると結論付けました。七面鳥は高タンパク食品です。
第二次世界大戦中、オランダ捕虜が日本人捕虜に低タンパク食を強制された結果、症状が改善したという報告がありますが、これは七面鳥食そのものの効果を示すものではありません。
1971年に米国医学会誌に掲載された報告では、4名の患者が七面鳥中心の食事で症状が著しく改善したとされています。当初はトリプトファンが低いと考えられていましたが、後に七面鳥はトリプトファンが豊富であることが判明し、サンプル数が極めて少ないため結論は不確かです。
1993年のコロンビア大学皮膚科研究では、重症乾癬患者はタンパク質、鉄、葉酸などの栄養素が枯渇しやすいと指摘されましたが、七面鳥食の効果については検証していません。
1999年のレビュー(David McMillin 医師ら)では、食事療法が乾癬の二次治療として有効であるという証拠は乏しく、データは解釈が分かれると結論付けられました。
まとめ
現在のエビデンスでは、七面鳥食が乾癬に対して特別な効果を持つと断言できません。食事療法を試す際は、医師と相談し、栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
