潰瘍性大腸炎の代替治療
栄養補助剤
潰瘍性大腸炎では腸の吸収機能が低下し、必要な栄養素が不足しがちです。以下のサプリメントは不足を補い、症状の緩和に役立つ可能性があります。
- 葉酸:1日800 µg。大腸がんリスクの低減が期待されます。
- オメガ‑3脂肪酸:EPA 3.7 g、DHA 2.2 gを毎日摂取。血液を薄める薬を服用中の場合は医師に相談してください。
- プロバイオティクス:製品ラベルの指示に従い、腸内の善玉菌を増やします。
- ビタミンD:1,000 IU/日、カルシウム:1,200 mg/日。骨密度低下(骨粗鬆症)予防に重要です。
ハーブ
メリーランド大学医療センターが報告した研究や文献に基づき、以下のハーブは潰瘍性大腸炎の症状緩和に有用とされています。
- プシリウム(イヌリン)種子:メサラジンと併用すると寛解期間が延長する可能性があります。粉砕した殻20 gを水に溶かし、1日2回。
- ボスウェリア:抗炎症作用が強く、1回550 mgを1日3回、最大6週間摂取。
- クルクミン:症状軽減に有効とされ、2,000 mgを毎日摂取。
伝統的に消化管の炎症に用いられるハーブもありますが、潰瘍性大腸炎に特化した研究は不足しています。
- スリッパリーエルム:腸壁を保護し、炎症を和らげる。60‑320 mg/日、または粉末小さじ1を水に溶かし1日4回。
- マシュマロ根(マシュマロティー):同様の保護効果。1日3杯飲む。糖尿病患者は使用禁止。
- カモミールティー:消化不調を緩和。1日3杯が目安。
鍼灸
伝統中国医学の施術者は鍼灸を炎症性腸疾患の治療に用いており、症状の緩和が報告されています。必ず資格を有する鍼灸師に相談し、生活習慣のアドバイスも受けましょう。
心身テクニック
ストレスは症状を悪化させる大きな要因です。以下の方法で心身を整えることで、ストレス緩和と症状軽減が期待できます。
- バイオフィードバック:心と体の反応を意識的にコントロール。
- ヨガ、太極拳、瞑想:心を落ち着かせ、ストレスに対する過剰反応を抑制。
- 漸進的筋弛緩:部位ごとに筋肉を緊張させてからリラックス。どこでも実施可能。
- 深呼吸:腹部の筋肉をリラックスさせ、痛みや不快感を軽減。
- 催眠療法:筋肉の緩和と痛み・膨満感の軽減に効果。資格ある専門家に相談。
食事
食事は代替療法・従来療法に関わらず、症状管理の鍵です。
- 乳製品は下痢を悪化させることがあるため、摂取量を減らす。
- 果物や野菜は重要ですが、過剰な食物繊維は刺激になることがあります。蒸すか焼くと消化しやすくなります。
- 症状が活性化した際は低繊維の淡白食が適しています。
- 1日3食の代わりに小分けにした食事をとり、消化器官への負担を軽減。
- 精製された白い小麦粉製品、カフェイン、アルコール、タバコは避ける。
