医師は尿路感染症(UTI)の原因を特定できますか?
医師は、尿路感染症(UTI)の原因を特定できるケースが多くあります。以下に主な判断方法を紹介します。
1. 病歴と症状の確認
患者の既往歴や現在の症状を詳しく聞くことで、重要な手がかりが得られます。たとえば、再発性UTIの既往がある場合は基礎疾患が関与している可能性があります。性交時の痛みや頻尿といった具体的な症状も、感染経路のヒントになります。
2. 尿検査(尿沈渣検査)
尿サンプルを顕微鏡で観察し、細菌や白血球の有無を確認します。細菌の種類は感染源を示す手がかりになることがあります。
3. 尿培養
必要に応じて尿培養を行い、感染を起こした特定の細菌を同定します。培養で判明した菌種は、性行為・衛生状態・尿路の異常など、特定のリスク要因と関連付けて考えることができます。
4. 画像検査
超音波やX線などの画像検査で、尿路の構造異常や閉塞の有無を評価します。これにより、再発の原因となる基礎疾患の有無を確認できます。
5. その他の検査
状況に応じて、膀胱鏡検査や腎機能検査などを実施し、さらに詳細な評価を行います。
UTIが一過性の場合、正確な感染源を特定できないこともありますが、病歴・症状・検査結果を総合的に判断することで、リスク要因を把握し、再発予防の指導が可能です。
