フロリダで見つかる精神活性植物一覧
精神活性植物は、気分・意識・行動に変化をもたらす化学物質を含む植物です。世界中の様々な環境に自生し、フロリダ州でも多く見られます。古代から医療や儀式に利用されてきましたが、調合や投与量を誤ると中毒や致命的な結果を招く危険性があります。
パッションフラワー(Passiflora incarnata)
西インド諸島や南米原産の多年草で、フロリダ全域に分布します。葉はカエデに似ていますが、指は3本です。全草にリュウテオリンとアピゲニンが含まれ、軽い幻覚作用と催眠効果があります。
ヘリオトロープ(Valeriana officinalis)
本来はヨーロッパ原産のバレリアン属の一種で、現在は米国全土に広がりフロリダでも見られます。根に含まれる揮発油は古代ローマで鎮静剤として利用され、現代では不安・不眠・うつ症状の緩和に用いられます。主成分はバレリン、チャチニン、酢酸バレリルです。
ベラドンナ(Atropa belladonna)
多年生の低木で、春に緑紫色の花、夏に黒紫色のベリーをつけます。ベリーは見た目が甘美ですが致死性があります。ヨーロッパでは抗痙攣作用を利用し、花粉症や喘息の治療に用いられました。ヒオスシアミン、スコポラミン、アトロピンが主な毒性成分で、血圧上昇、心拍数増加、催眠、激しい幻覚を引き起こします。
プレーリーバンドルフラワー(Desmanthus illinoensis)
米国全土の草原に自生し、垂直に伸びた茎にレザー状の種子莢が重なり合う姿が特徴です。茎頂部に黄色がかった緑色の小花が球状に咲きます。種子にはジメチルトリプタミン(DMT)が豊富に含まれ、LSDに類似した短時間の鮮明な幻覚・錯乱・催眠効果があります。
モーニンググローリー(Ipomoea violacea)
フロリダ全域(湿地を除く)に広く分布するつる性植物です。夜になると花が閉じ、朝日が当たると開きます。根や全草に精神活性成分が含まれますが、特に種子はエルゴメトリンとD-リゼルギン酸アミド(LSA)を多く含みます。医療用途としては群発頭痛の緩和に使用され、摂取後は倦怠感・現実感喪失・思考障害が現れます。
