オレゴン州で採れるお茶に使える野生植物ガイド
先住民は野生のハーブを水に入れたシンプルな茶で、病や痛みを和らげてきました。近年、オレゴン州に自生する植物の薬効が再評価され、健康的なハーブティーとして注目されています。
レッドオシアードッグウッド (Cornus sericea)
この成長が早い低木は、秋になると葉と枝が濃い赤色に変わります。春には小さな白い花が平らな房になり、やがて青白いベリーをつけます。葉や小枝はお茶に利用でき、オレゴン州を含む米国北部全域で見られます。
イエルバ・ブエナ (Clinopodium douglasii)
オレゴンの森林や砂漠地帯に自生し、春から秋にかけて白から淡紫の小さな花を咲かせます。葉は鮮やかな緑色で、すりつぶすとスペアミントのような香りがします。痛み止めとして古くから用いられ、米国保健福祉省でも代替医療として認可されています。抗菌、抗癌、解毒、抗痙攣、刺激作用が報告されています。
野生イチゴ類 (Fragaria chiloensis、F. vesca、F. virginiana)
野生イチゴは葉が緑から赤みを帯び、革のような質感です。春に大きな白い花を咲かせ、夏に赤いベリーを実らせます。新鮮でも乾燥させてもお茶に利用でき、ビタミンCが豊富です。オレゴンを含む全米の貧弱な土壌でもよく育ちます。
ラブラドールティー (Ledum glandulosum)
北西部の湿原に生える常緑低木で、酸性で栄養の少ない土壌を好みます。夏に白い花の房をつけ、葉は裏側が赤茶色の毛で覆われています。葉をすり潰して沸かすと、スパイシーな香りの栄養豊富な茶ができます。ただし、似た外観の有毒植物と混同しないよう注意が必要です。
バルドヒップ (Rosa gymnocarpa ほか)
ノートカやウッドローズとも呼ばれ、ビタミンC・ビタミンA・ペクチンを多く含むため、ビタミン補給に最適です。作り方は、ヒップ(実)大さじ2を1パイント(約470 ml)の水に入れ、蓋をして約10分間沸騰させ、実が割れるまで煮ます。
オレゴングレープ (Berberis aquifolium)
北米原産のバーベリー科の低木で、根を乾燥させて皮をむいたものを茶にします。かつて先住民は下痢や直腸出血の止血に用いていました。現在では、発熱、肝機能障害、関節炎、気管支炎、癌、胆石、感染症、皮膚疾患、悪性腫瘍、消化不良など幅広い症状の緩和に利用されています。
